金融サイト運営こぼれ話

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自分に合った方法でお金を貯めるテクニック

お金が貯められない!
一向に口座の金額が増えない!

と、嘆いておられる方も多いのではないでしょうか。

そして、お金を貯めることのできない自分に自信を失くしてしまっておられるのではないでしょうか。

しかし、安心してください。
あなたは自分に合ったお金を貯める方法を知らないだけです。
ダイエットと同じく自分に合った方法を知らなくてはお金は貯まりません。

みんなが言う方法の中に正解はありません。
あなただけの正解を見つけましょう。
そのためのヒントになるようタイプ別の貯金の方法をまとめてみたので、参考にしてみてください。

いつのまにかお金がなくなっている『いつのまにか』タイプの貯蓄方法

『いつのまにか』タイプの人は、お給料日から2週間ほどしたら、いつのまにかお金がほとんど残っておらず、残りの生活費をギリギリで切り詰めるのが週間となっていると言う人。

こういう人は数字に弱かったり、そもそも数字を見るのもいやだと言うひとも多いです。

無理に数字を考えない

よく貯蓄の本などに収入と出費の金額を考えてみようなどと書いてあります。
至極、真っ当な話で、実際、それができない大人はなんだか情けないようにも思ってしまいます。

しかし、気にする必要はありません。
数字が嫌いということも個性です。絶対に直さなければならないものではないはずです。

無理に数字を考えようとすると、逆にストレスになって無駄遣いしてしまうかもしれません。

銀行口座を分けるのがオススメ!

『いつのまにか』タイプのあなたには、銀行口座を分けるのがオススメ!
メインの銀行口座とは別に絶対に中身に触らないアンタッチャブルな銀行口座を作りましょう。

お給料が入った時、家賃などの支払いをしたり、生活費をいくらか出金すると思います。
この時に、無理のない金額を別に作った銀行口座に移してしまいましょう。

こうすれば、普段使う銀行口座の中だけでやりくりしないといけないので、強制的にお金がたまります。

最初は無理がないよう1〜2万円程度ではじめ、徐々に金額を増やしていくといいでしょう。

キャッシュカードは持たないor定期預金や投資信託にする

銀行口座を別にしたとしても、キャッシュカードを持ち歩いていると、何かの拍子に使ってしまうこともあるでしょう。
基本的に、別口座のキャッシュカードは家の中に通帳と一緒に大事にしまっておきましょう。

または、銀行口座でなく定期預金や多少利回りのある投資信託などを利用するのも良いでしょう。

自分ではあまり触らないようなところにお金を遠ざけておくのが重要です。

どんどんお金を使ってしまう『衝動型』タイプの貯蓄方法

前述の『いつのまにか』タイプの人は、基本的に現金払いです。

しかし、便利になった昨今では、現金がなくてもクレジットカードやカードローンなどで、手軽にお金を入手することができます。
インターネット通販なども普及しているため、家の中からもカードでショッピングができてしまいます。

こういった人はいくら銀行口座を分けても、どんどん債務が増えていってしまいます。

よく自制するべきだ、我慢をしなさい、というど正論をぶちかましてくる人がいますが、

それが出来たら苦労してねぇよ!というのが『衝動型』タイプの人の本音でしょう。

ある程度の年齢になってしまえば、自分の性格や性質を変えていくのは非常に困難になります。

ですから、『衝動型』タイプの人が自分の欲求を抑え込むのは至難の技なのです。
たとえ、他の人が簡単にできていたとしても、その人にとっては難しいということは往々にしてあるのです。

お買い物の際の儀式を作ろう

現代は黙っていても向こうからこれでもかと誘惑が流れてくるため、『衝動型』タイプの人がお金を貯めるのは、非常に難しい世の中になっています。

それでも、諦めないでください。
諦めたら、そこで貯蓄終了ですよ。

『衝動型』タイプの人にオススメなのは、ネットショッピングなどの際にルールを決めるということ。

例えば、カートには1つしか商品を入れない、クレジットカード情報は登録せず、毎回入力する。

ネット以外でのショッピングをする際には、自分のメールアドレス宛に自分でメールを打つのもいいですね。

「私、この商品が欲しいんだけど、どう思う?」

といった具合に、自問自答形式にすると、自制効果もあります。
もちろん、信頼できて協力してくれる身近な人がいるなら、その人にメールを送るのも良いですね。

買い物を完了するまでにハードルを作る

『衝動型』タイプの人は自分の欲求を抑えるのが苦手なタイプです。
少しでも欲しいと思ったら、実際に必要かどうかまでを考えることなく、購入してしまう。

そんな人には、買い物を完了するまでにハードルを設けるのが有効なんです。
ハードルを超えている間に次第に欲求の熱も冷めてきて、冷静な判断ができるようになります。

それでも、どうしても欲しい物があるというなら、それはきっとどうやっても買ってしまうもの。
開き直って購入した後でどう有効活用するかを考えていきましょう。

自分の特徴に合わせた貯蓄方法を

お金を貯められない性格といっても、一概に悪いわけではないと私は思います。
それだけで人間の価値を決めようなんておこがましいですよね。

大切なのは、自分という人間がどういう人間かをどこまで知っているかということ。

ダメなところを無理に押さえ込もうとしても辛いだけで上手くいきません。
そうではなくて、ダメなところを受け入れて、それを前提条件としてお金を貯める、あるいは、無駄遣いしない方法を考えていくべきでしょう。

本や雑誌で語られる誰かがたまたま上手くいった方法ではなく、他でもないあなたが上手くいく方法を考えましょう。
本や雑誌、ネットの知識は所詮そのためのツールでしかないのですから。