賢い人の正しいお金の借り方
こんにちは、佐藤です。
最近のインターネットやフィンテック、投資環境の整備などによって、資金調達は以前に比べて格段にやりやすくなりました。
とはいえ、前回の記事でもお伝えしたように、日本の方はまだまだ借金することが苦手。
厳密には、借金と資金調達は別物なのですが。
ということで、今回は正しいお金の借り方をご紹介します。
まず、あなたが「お金を借りる」と聞いて一番に思い浮かんだもので、あなたのお金IQがわかります。
最初に「消費者金融」「カードローン」「クレジットカード」などが出てきた方は、はっきり言ってお金IQが低いと言えます。
これらの利用には実質年率で最大で18%もの金利がつくことになるからです。
18%というのは非常に大きな金額。
あなたが普段使っている銀行口座の金利は0.◯%なことを考えるとぼったくりのように思えてしまいますよね。
実は、その通りなのです。
実際、それらの商品はぼったくり価格で設定されています。
カードローンのリボ払いなどは典型的に金融機関が甘い汁を吸うためだけの商品です。
(他に選択肢がなくて利用している方には悪いと思いますが)
こうした金融機関だけが笑顔になるようなお金の借り方はするべきではありません。
では、正しいお金の借り方とは、何を指すのでしょうか。
先ほどの問いに対して、「住宅ローン」や「自動車ローン」などが出てきた方は、お金IQが高い人だと思います。(事業主の方などは、もっと色々な借り方をご存知かと思いますが、今回は省きます。)
そう、私が正しいお金の借り方と考えているのはこうした長期のローン契約です。
こうした長期のローン契約の金利は1桁台の金利で比較的お得に借りられることが多いですし、こうした長期契約をきちんと返済していくことで信用を積み上げて行くことができるのです。
そもそもお金が借りられるということは、それだけその人に社会的な信用があるということです。
1億円借りられる人は、金融機関から1億円返してもらえそうな人だと判断されているのですから。
そして、信用は継続的な返済実績などで引き上げていくことができます。
お金をまったく借りないことがいいことのように言う方がいますが、それでは信用は伸びないばかりか、いい年をしてクレジットカードすら使ったことがないようでは、逆に信用は下がってしまうこともあります。
また、100万円の現金を持っている時、100万円のものを現金で買うか、ローンで買うかを考えた時、私はローンで買う方をおすすめします。
何故なら、そのぶん、今自由になるお金が増えるからです。
そのお金で何をしても良いでしょう。旅行でも勉強でも遊びでも投資でも。
ひとつ確かなのは、何をするにもお金はかかるということ。
きっと、今しかできないことというのがあるはずです。
この先、様々な経験をしてきた人が強くなる時代です。
また、技術や時代の流れが早く、一寸先もわからない時代です。
目的もなく、漠然と将来に備えて貯金しておけば安心という時代ではありません。
賢くお金を借りて、信用を作り、豊かな人生を送れるようにしていきましょう。