使ってはいけない!リボ払いの仕組みと怖い理由をわかりやすく解説!
リボ払いにはよくない噂がつきまといますが、その仕組みや良くないと言われる理由をきちんと理解されているでしょうか?
なぜリボ払いが恐ろしいのかをきちんと知っていないと、何かの拍子に使ってしまって泥沼になる可能性もあります。
今回は「リボ払いって何がダメなの?」という人向けにわかりやすく解説していきます!
リボ払いの仕組みや何が怖いのかをしっかり理解しておけば、どうしてもリボ払いを利用してもリボの沼にハマって抜け出せなくなることはないでしょう。
そもそもリボ払いとは
そもそも、リボ払いとは、クレジットカードの支払い方法の種類のことです。
一般的な一括払いや分割払いと並んで、リボ払いという支払い方法を選ぶことができるんですね。
それぞれの違いは以下の通りです。
- 一括払い
- 一回の支払いで決済料金全てを支払う方法
- 分割払い
- 2,4,8,12回など、決済料金を決められた回数に分割して支払う方法
- リボ払い
- 分割払いと同じく決済料金を複数回に分けて支払うが、月々千円単位の少額で返済していく方法
一括払いや分割払いでは、高額な商品を購入した時、カード会社への支払いが数万円単位になることがあります。
しかし、リボ払いを使えば、月々の返済額を数千円程度にできるのです。
これだけ聞くと夢のような方法ですが、恐ろしいと言われるからには落とし穴があるわけです。
リボ払いはお金を借りているという感覚が薄くなる!
リボ払いで一番恐ろしいのはお金を借りている感覚がなくなっていくことです。
一度、数万円でリボ払いを利用しても返済は月々2~3千円程度。
まぁ、この程度で済むならしっかり返済すればいいのですが、この程度なら大丈夫と気を良くして利用金額が増えていった時が問題です。
数十万円程度まで利用したとしても、月々のリボ払いの返済金額は1〜2万円程度。
月々の支払いが薄いとなると、いつのまにか自分が数十万円の債務がある意識が薄くなってきます。
まともな感覚なら、自分の収入とのバランスで限界点が見えるはずですが、月々の支払いが少ないことが脳の危険信号をストップさせます。
さらに、利用限度額が近づいてくると、金融機関から「上限金額を引き上げませんか?_という悪魔のような誘いの連絡が。
気づくと負債は数百万円規模に膨らんでおり、途方にくれてしまうという人が出てくるというわけです。
なぜ、金融機関はリボ払いを勧めてくるのか?
このように非常に危険なリボ払いですが、金融機関はリボ払い利用者が大好きです。
それは一体どうしてなのでしょうか。
利息がうはうは!
金融機関がお金を誰かに貸すのは、返してもらう時に貸した期間に応じた利息を上乗せしてもらえるから。
リボ払いのように月々の支払いが少ないということは、それだけ利用者がお金を借りている期間が長いということ。
お金を貸している期間が長ければ長いほど、金融機関は利息を取れることになります。
だからこそ、金融機関はリボ払いを使うようあの手この手で誘導してくるのです。
取りっぱぐれが少ない
金融機関にとっての大きなリスクの一つが貸し倒れです。
貸し倒れとは、お金を貸した相手が返済できなくなってしまい、自己破産などの債務整理を行い、元本や利息が回収できないことです。
こうなっては金融機関にとっては、純粋な損失です。
しかし、一回一回の返済金額が少ないリボ払いなら、利用者が返済できなくなる可能性は低いため、安心して利用させられるというわけです。
まとめ:もし利用するなら繰り上げ返済を!
いかがだったでしょうか。
出来るだけ、専門用語を避けて解説したので、金融知識がない方にもお分かりいただけたのではないかと思います。
もし、なんらかの理由でリボ払いを利用するのであれば、完済が済むまで追加の利用をせず、お金がある時には積極的に繰り上げ返済を行いましょう。
繰り上げ返済は、月々の返済金額を超えて返済できる仕組み。
支払いが遅れれば遅れるだけ金利を取られるので、返せる時に返すようにしてくださいね。
もちろん、自分の収入とバランスの合った利用を心がけることもお忘れなく!