メディア運営に重要な4つのポイント解説〜前編〜
こんにちは、佐藤です。
今回は真面目にメディア運営セミナーに出て勉強してきたことを自分への復習がてら記載していきます。
大きなメディアをいくつもプロデュースされた方が講師だったので、初歩的ながらも基本をきっちり抑えた内容でした。
私自身は、クレジットカード現金化の比較サイトというマイナーテーマなサイトを運営していますので、当てはまるところ、当てはまらないところはあるものの、初心に帰る意味合いでも勉強は欠かせないなと思いました。
メディア運営に重要な4つの要素とは?
メディアを運営していく上で重要なのは、次の4つの要素。
- コンセプト
- 編集体制の構築
- 営業方法、体制の構築
- 提携先
これら4つの要素について、細かく解説していきましょう。
また、最初のコンセプトは少しメディアの立ち上げの部分にも重なりますが、運営をしていく中でも依然として重要な要素です。
メディアはコンセプトありき!何があってもブレない芯を作れ!
メディアに限らず、芯の通っていない仕事、作品というのは、どこか一貫性がなく、見る人が心を動かされることもありません。
細部にまでこだわって、コンセプトを貫き通した時に初めて、ターゲットの心を揺さぶることができるのです。
では、そんなコンセプトをどうやって作っていけばいいのでしょうか?
コンセプトの基本は『誰に、どんな情報を届けるか?』
コンセプトを決める上で、一番重要なのはターゲット。
よくペルソナという心理学用語が用いられますが、自分たちのターゲットがどんな人かを考え抜くことが重要です。
まずは、ぼんやりと自分が作ろうと思うメディアのテーマに対して、ありそうな悩みを考え、そこから膨らませていくとよいでしょう。
その悩みを持っている人の、年齢は、職業は、学歴は、年収は、住んでいる地域は、結婚はしているか、恋人はいるのか、趣味は、休日の過ごし方は、etc...。
これらを突き詰めて考え、また、アフィリエイトなのかPVなのか自分のマネタイズ方法と合わせるには、悩みのどの段階にアプローチするべきなのかを考えを進めます。
悩みの段階というのは、その悩みについてのターゲットの心理的な切迫度のこと。以下のように大別できます。
- 潜在層
- 本当は困っているが、具体的な悩みには至っていない状態。数は多いが購入・申し込みまでは遠い層。(ここ以外は全て悩みを認識=顕在化しているため、まとめて顕在層という)
- 認知
- 具体的な悩みを認識し、解決するべきだと考えている状態。ただし、切迫度は薄く、自発的な行動は起こさない
- 比較・検討
- 悩みを解決するために、具体的なサービスを調べ、比較・検討を始めている状態。オウンドメディアなどのSEO施作はこの層に最も効果が高い。
- 今すぐ客
- 突発的に悩みが発生し、比較・検討をしている暇もないような状態。SEOも効果はあるが、より直接的なリスティング広告などが効果が高い。
自身のメディアのターゲットをどんな層にするのかをしっかりと決め、そこに向けたコンセプトを作成しましょう
コンセプトが固まれば、あとは、デザイン、記事、UIなど、全ての要素をそのコンセプトを満たすように設計していきましょう。
編集体制の構築
次に重要なのが編集体制の構築。
一部のを除いて、基本的に記事を更新していくメディアがほとんどだと思います。
その記事を誰が企画し、誰が書いて、誰がチェックし、誰が公開するのか、といったことを細かく決めておきましょう。
小規模なサイトであれば、全てを自分一人でやることもあるでしょうし、大規模なサイトの場合は、クラウドソーシングなどでライターを募集して1日数本の記事をアップすることもあるでしょう。
それぞれで、最適な編集体制は違いますので、メディアにあった体制を整えましょう。
編集マニュアルをきっちり決めて、コンセプトをずらすな!
以下のような編集のルールはマニュアルとして事前にしっかり決めておきましょう。
- 使用漢字の統一
- 日付、数字、記号表現の統一
- 人物の呼称、敬称
- 文体の統一
- 以下のような禁止事項について
-
- 伝聞や推量表現
- 同意を求める表現
- 口語的な表現
- 命令表現
- 「!」「?」などの使用
禁止事項は一例ですが、これらをメディアコンセプトに合わせて定めておくことで、一貫性のあるサイトになります。
また、編集を置く場合には、チェック項目が明確になることで、一貫性の担保と時短にもつながります。
大規模サイトの場合はライターフレンドリーな体制を
大きなサイトでライティングを外注する場合は、ライターごとに雰囲気がバラバラになってしまい、記事の統一性を保つのが難しいこともあります。
そうならないように、ライターフレンドリーな体制を整えておくことが重要です。
- タイトルテンプレを用意する
- ディスクリプションの定義を伝える
- 記事の基本構成を伝える
- ライティングの締め切り、編集の締め切り・上限を決めて置く
- テストを兼ねてチュートリアルを行う
経験にばらつきのあるクラウドソーシングでは、タイトルをつけることに悩むライターさんも意外に多くいます。
そんな人のために、あらかじめいくつかのタイトルの型をこちらで用意しておくと、ライターさんも悩まずに済みます。
ex.「〜の対処法、〜の回避法」「〇〇な男の見抜き方」「男性が嫌う体型隠しファッショントップ3」など
また、ディスクリプションや記事の基本的な定義や構成について、あらかじめ伝えておけば齟齬も少なくて済みます。
さらに、1記事数千円のwebライティングで、チェックが1週間も遅れたり、何度も修正を依頼されるとライターのモチベーションも下がってしまいます。
あらかじめ、記事が上がってからの修正期限や修正回数の上限を決めておくことで、お互いに気持ちよく仕事をすることができます。
また、ライターさんの実力をテストする意味も兼ねて、チュートリアルの記事を作成することも良い方法と言えるでしょう。
webライターはどこにいる?上質ライター採用方法!
ライターを採用・外注しようと思っても、どこで雇えばいいのかわからないという人も少なくないのではないでしょうか?
ライターを見つけるには、以下のような方法があります。
求人広告を出す
オーソドックスで一般的な方法ですね。
条件がつけやすく、きちんとした人が応募してくる可能性は高いです。
ただし、媒体にもよりますが、求人広告費は安くありませんので、費用の捻出と費用対効果のあった採用ができる自信がなければ、やめておいた方が良いでしょう。
クラウドソーシングで依頼を出す
現在、最も広く行われている方法ですね。
『クラウドワークス』『ランサーズ』といった大手なら、ライターもかなりの数がいますので、比較的安くライターを確保することも可能でしょう。
ただし、クラウドソーシングは玉石混交。安いから悪い、高いから良いとも限らず、良いライターと巡り会えるかは運次第というところがありますので、良い人が見つかるまでは根気よく探しましょう。
宣伝会議などの専門性の高いライターがいる場所で探す
宣伝会議など、専門性の高いライターに依頼をすることができるサイトもいくつかあります。
あまり情報は出回っていませんが、質の良いライターが多く常駐しているため、専門性の高い記事が必要なら、多少高くても利用する価値はあるでしょう。
真似したいメディアのライター一覧からfacebookなどで直接依頼する
外注ライターは基本的に複数メディアの兼業であることが多いです。
競合サイトで目標とするメディアにライター情報が存在するのなら、そのリストにある名前をfacebookなどで検索し直接メッセージを送って見るのも良いでしょう。
自分が目指すサイトのライターが力を貸してくれれば百人力です。
メディア運営方法 前編 〜まとめ〜
いかがだったでしょうか?
今回はメディア運営方法前編として、メディア作成〜記事更新の基本的な部分について解説してきました。
後編では、営業体制の構築やメディアとしての提携先といったマネタイズの方法について解説していきます。
興味があれば、ぜひこちらもご覧になってくださいね!