お金を生かす方法
どうも、佐藤です。
今回は日本人のお金を貯める特性やお金を借りることを嫌う性質がどこから来ているかに触れつつ、資本主義社会においてお金を生かすことの本質についての話をします。
日本人は貯蓄大好き民族
日本人は農耕民族だったということもあって、お金を貯めることが大好きです。
世界でも貯蓄性向の高い民族として有名なくらい。
昔、農作物を作っていた時は、腐ったり獣害にあわないよう、きちんとした保管場所と保管方法で収穫物を貯蓄し、不作や天災に備えることが大切でした。
これはリスクヘッジとして、自然な流れで正しいことだと言えます。
ただし、資本主義において貯蓄するということは、農作物を保管することほどのリスクヘッジにはならないのです。
資本主義に貯蓄は不利?
どういうことか説明しますね。
要は、お金の価値は流動している上に、お金はお金のままでは何の力もないということを理解していない人が多いということです。
お金の価値は変動する
昔と今の1円の価値を比べると、同じ1円でもその価値は大きく違うことがわかります。
また、ジンバブエで起こったハイパーインフレでは、5000億%という勢いでお金の価値が下がっていきました。
朝、買ったパンが夜には何倍もの価格になっていたり、1兆ジンバブエドルというとんでもない額面のお札が発行されたりしました。
(ここまでの価値変化はそうそう起こるものではありませんが、明日何が起きるかはわからないのです)
信用のなくなったお金では食べていけない
つまり、お金に力がなくなった時、タンスにしまい込んだ貯金はただの紙切れになってしまうのです。
これがお米などの農作物であれば、いざという時はしっかり食料として働いてくれますが、お金の場合は食べるわけにはいきません。
お金は使ってこそ生きるもの
いざという時のリスクヘッジをしたいのであれば、タンスや銀行口座にしまい込むのではなく、株や資産などへの投資をすることをオススメします。
もちろん、株も企業が倒産すれば紙切れですが、複数の会社の株を購入したり、保証のある投資信託を利用するなど、方法はいくらでもあります。
投資・運用でお金を増やす
なにより、タンスの貯金や今の金利での銀行口座への貯金ではお金が増えることはありませんが、投資の場合はお金が増える可能性があるのが嬉しいところ。
今は政府の方でも、一定額までの株の利益の税金を免除してくれるNISAなどの投資を促進するための仕組みが出てきています。
これらをうまく使って、複数の場所に複数の資産としてお金を分散し、同時にお金に働いてもらうことでお金を増やしていくのが、資本主義社会でのリスクヘッジになります。
FXや今流行りの仮想通貨は変動が激しいため、初心者の方にはオススメしませんが、知識をしっかりつけて運用するという覚悟があるのであれば、良いのではないかと思います。
お金は天下の回りもの
お金は天下の回りものとも言いますし、お金の流れは留めるものでなく回すもの。
淀みのない強く太いお金の流れが、力強い経済、景気を形作るのです。
ぜひ、資本社会に適合したリスクヘッジを考えてみてくださいね!